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JHU COVID-19: IMMUNITY AND SEASONALITY Translation

Neural machine translation plus human refinements by Jungo Kasai, Koji Shiono, and Noriyuki Kojima.

本文はジョンズ・ホプキンズ大学による「COVID-19: 免疫力と季節性」(原題:COVID-19: IMMUNITY AND SEASONALITY)を、翻訳したものであり、著者の意見、主張を反映するものではないことをここに明記します。また、いくつかの情報は現状を反映していない可能性があります。JHUの原文、最新の発表、及びお住まいの地方自治体のガイドラインもご参照ください。

COVID-19: 免疫力と季節性

現在進行中のコロナウイルスのパンデミックは、世界中で約75万人に感染しており、米国では14万人以上が感染しています。世界中の研究室、そしてここジョンズ・ホプキンズ大学でもCOVID-19の治療法やワクチンの開発が急がれていますが、なぜあるグループの人々が他のグループに比べて重症化しやすいのか、また、他のコロナウイルスと同様に、COVID-19の感染は暖かい季節が近づくにつれておさまるのか、という喫緊の疑問が残っています。

これらの質問に対する答えを求めて、ジョンズ・ホプキンズ看護学校博士課程の学生であるSarah LaFaveは、ジョンズ・ホプキンス・ブルームバーグ公衆衛生学校の分子微生物学と免疫学の教授であるAndrew Pekoszに問い合わせました。彼はCOVID-19の季節性と免疫を理解するために研究者が取り組んでいることと、最新の証拠が示す内容について議論しました。会話は長さとわかりやすさのために編集されています。

免疫力とCOVID-19について、今のところ何がわかっているのでしょうか?

しばしば、COVID-19とインフルエンザが比較されるのは、症状がある程度似ていることと、COVID-19の発生がインフルエンザ同様に冬だったからです。しかし、免疫力という点では、インフルエンザとCOVID-19は非常に大きな違いがあります。インフルエンザの場合、以前に感染したことがあるか、ワクチンを接種したことで、感染に対して免疫がある人の割合が常に存在します。完全な免疫力ではないにせよ、感染しても症状が比較的軽度で済む程度の免疫力を持っている人もいます。

COVID-19については、我々の知る限り、ヒトの集団の中でウイルスに対する免疫を持っている人はいません。つまり、COVID-19に感染しやすい人の割合は100%で、対してインフルエンザの場合は100%よりもかなり低いのです。これが、厳しい公衆衛生対策が行われている理由の一つです。社会的距離を置くような公衆衛生上の介入以外に、このウイルスが集団で広がるのを防ぐことができるものは本当に何もありません。人々をこれほどまでに脆弱にしているのは、母集団の免疫力の欠如です。

COVID-19には両群とも免疫力がないのに、高齢者の方が若年者よりも重症化しているのはなぜでしょうか?

それについては、まだ明確な答えは出ていません。確かに60歳以上の人、特に二次的な病状のある人は、重症化の危険性が高いようです。更には、男性の方が重症化の危険性が高いことが分かってきています。このような傾向は様々な国で一貫して見られていますが、その理由はまだ分かっていません。この因果関係は、ジョンズ・ホプキンズ大学の研究者達が取り組んでいる非常に重要な研究分野です。重症化の危険性の高い集団の現状をよりよく理解して、何がこの集団を感染しやすくしているのかを解析できれば、重篤な病気の治療法の開発に役立つかもしれません。

このウイルスの拡散は季節とどう関係するのでしょうか?

多くの呼吸器ウイルスには季節性があります。季節がある地域では、夏よりも冬の方が呼吸器疾患が多く見られます。これは、気温が低く湿度が低いという条件がウイルスの感染を促進するからです。COVID-19は冬の間に人間に感染しましたが、季節性という点で典型的な呼吸器系ウイルスのような習性を見せるかどうかはわかりません。COVID-19がインフルエンザのように冬季の環境でのみ大きく広がるのか、それとも一年を通して効果的に感染しうるのかはわかっていません。

南半球、南米の一部とオーストラリアでは、夏の季節にもかかわらず COVID-19の大規模な感染が発生しています。このような現状に基づくと、北半球の冬が終わった後にも、少なくともある程度の規模でウイルスが伝染すると予想しています。

今年の夏に事例が減少し、秋か冬に再燃する懸念はあるのでしょうか?

それは大きな懸念事項だと思います。近い将来、政府が公衆衛生への介入を緩めたらどうなるのかということが気にかかっています。今は、政府の公衆衛生への介入が症例数を減らすのに効果を発揮していますが、その対策をいつまで続けなければならないかはわかりません。緩和しても、また患者数が急増する可能性があります。

免疫や季節性の理解を深めることに加えて、研究者はCOVID-19の他にどのような側面を理解しようとしているのでしょうか?

このウイルスが他のウイルスに比べて、軽い病気を多く引き起こしている理由を解明しようとしています。私たちはそれが感染力の高さに関係していると考えています。一度ウイルスに感染することである程度の免疫を得た人が、外出や仕事をしても安全なのかどうかも理解しようとしています。

また、真の感染期間の理解を深めようとしています。人々の隔離期間を短縮できれば、医療現場の負荷を減らすことにも役立つでしょう。私たちはウイルスの基本的な生態に興味を持っていますが、それがパンデミックに対する公衆衛生の対応に役立つような方法で解明しようとしています。

COVID-19から回復した人は、どのようにして研究者が免疫や季節性などを理解する助力ができますか?

我々は回復した後にボランティアで研究に参加してくれる人を必要としています。このような研究は、感染曲線を平坦にすることができた際に、感染曲線の最後尾にいる人々の予後を改善する可能性を秘めているため、非常に重要です。