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JHU ANTIBODIES FROM COVID-19 Translation

Neural machine translation plus human refinements by Jungo Kasai, Koji Shiono, and Noriyuki Kojima.

本文はジョンズ・ホプキンズ大学による「COVID-19から回復した人々の抗体が、治療に活用できる可能性」(原題:ANTIBODIES FROM COVID-19 SURVIVORS COULD BE USED TO TREAT PATIENTS, PROTECT THOSE AT RISK)を、翻訳したものであり、著者の意見、主張を反映するものではないことをここに明記します。また、いくつかの情報は現状を反映していない可能性があります。JHUの原文、最新の発表、及びお住まいの地方自治体のガイドラインもご参照ください。

COVID-19から回復した人々の抗体が、治療に活用できる可能性

ジョンズ・ホプキンズ大学の免疫学者Casadevall氏は、COVID-19のワクチンが実現するまでにはまだ長い道のりがあるため、病気の蔓延を遅らせる為に、米国で使用する目的で古典的な血液由来の治療法の復活に取り組んでいる。

必要な機材が揃えば、数週間以内に米国ボルチモアにあるジョンズ・ホプキンズ大学で、治療の体制を整える事が可能である、とCasadevall氏は言う。

この治療法は、COVID-19の感染から回復した人の血漿や血清に含まれる抗体を用いて、新たに感染した患者や感染の危険性がある人の免疫力を高めるものである。血液中の血清に含まれるこれらの抗体は、COVID-19の原因となるウイルスであるSARS-CoV-2と結合し、中和する能力を持っている。ジョンズ・ホプキンズ・ブルームバーグ公衆衛生・医学部の分子微生物学・免疫学・感染症学のブルームバーグ特別教授であるCasadevall氏は、本日、この提案に関する論文をThe Journal of Clinical Investigation誌に発表した。

「この治療法の導入には、研究や開発は必要ありません。」とCasadevall氏は言う。「この治療法は標準的な血液バンクの慣行に依存しているので、2、3週間以内に配備される可能性があります。」

この場合、医師は、COVID-19から回復した患者に血液を提供してもらい、そこから血清を分離する。血清を処理し、他の毒素や微量の病気を除去した後、病気の患者や病気に感染する危険性のある患者に注射することができる。血清や血漿を単離する手順は、病院や血液バンク施設で普通に見られる機器を使って行うことができる長年の技術であり、最近の進歩により、輸血と同じくらい安全に行えるようになった、とCasadevall氏は言う。

ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームは、Casadevall氏のプロジェクトに初期資金を投入し、機器を購入してボルチモアでの活動を開始した。Casadevall氏と彼のチームは現在、州や連邦政府の役人と協力して、より多くの資源を確保しようとしている。

この「回復期血漿」または「回復期血清」として知られる医療概念は、20世紀初頭にさかのぼり、過去にはおたふくかぜやはしかなどの流行病対策に成功していた。最近のウォール・ストリート・ジャーナルの論説で、Casadevall氏は1934年に米国の予備校で麻疹の発生を防いだ注目すべき事例を指摘している。

専門家によると、この治療法の課題は、患者の免疫力を最大化するために正確なタイミングが重要になることだという。この治療は、コロナウイルス治療の万能薬ではなく、ワクチンなどのより強力なオプションが利用可能になるまでの一時的な対策にすぎない。

「どれも実行可能です。しかし、それを成し遂げるには、人的・物的リソースの組織化、そして血液を提供できる病気から回復した人々が必要です」とCasadevall氏は言う。彼は、ジョンズ・ホプキンズ大学の多くの人々が、すでにこのシステムを導入するために積極的に取り組んでいるとも付け加えた。

Casadevall氏は、この治療法がボルチモア地域で「地域で多くのことができる」と信じているという。また、ジョンズ・ホプキンズ大学がこの治療法の米国における治験薬センターとなり、州を超えてこの治療法を管理するのに役立つ可能性があるとも述べている。

血清を最も効果的に使用する方法についてさらに学ぶには、さらなる臨床試験が必要になります。 「この災難から科学についてまた新しいことを学ぶことになるでしょう。」とCasadevall氏は言う。